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パーキンソン病の手のふるえ・字が小さくなる・声が小さくなるは改善できるのか|「動きが小さくなる」病気への訪問アプローチ

【この記事の要点(TL;DR)】

  • 手のふるえ(振戦)、字が小さくなる(小字症)、声が小さくなる(小声)は、どれもパーキンソン病の「動きの振幅が小さくなる」という同じ根っこから生まれます
  • ふるえは「安静時に出て、動かすと止まる」のが特徴で、緊張すると強まります。一方、小字・小声はご本人が気づきにくいことが多い症状です
  • 対策の柱は「意識して大きく動く・大きく声を出す」こと。大げさなくらいでちょうどよく、これは専門的なリハビリ(LSVT BIG/LOUDの考え方)にも通じます
  • 訪問施術は、固縮をゆるめ、声の土台となる姿勢・呼吸・腹圧を整え、上肢の動きを引き出します。ふるえそのものは薬や専門治療が中心ですが、緊張と固縮がやわらぐと楽になることがあります

【ご注意(必読)】 本記事はご家族・一般の方向けの情報提供を目的としています。記載のアプローチはすべて国家資格を持つ専門施術者が行う手技です。ご自身での再現はお控えください。振戦(ふるえ)の治療は薬物療法などが中心であり、服薬の内容・時間は主治医の指示に従ってください。症状や状態に応じて、必ず主治医・リハビリ担当医にご相談のうえ、対応できる専門施術者にご依頼ください。

手のふるえ(振戦)はなぜ起きる?安静時に出るのが特徴です

結論から言います。パーキンソン病のふるえは「安静時振戦」――じっとしている時に出て、何かをしようと動かすと止まりやすいのが特徴です。
手を膝に置いて力を抜いている時や、歩いている時に、指先が丸薬を丸めるように動く――これが典型的なパターンです。緊張・不安・人に見られている時に強まり、リラックスすると軽くなる傾向があります。
コップを持つ、コーヒーを飲むなど「動作している時」に強く出るふるえは、パーキンソン病以外の原因のこともあります。見分けには主治医の診察が必要です。

字が小さくなる(小字症)・声が小さくなる(小声)はなぜ起きる?

どちらも、ふるえと同じ「動きの振幅が小さくなる」という根っこから生まれます。書く動き・声を出す動きが、無意識のうちに小さくまとまってしまうのです。
小字症:書き始めは普通でも、書き進むうちに文字がだんだん小さく詰まっていく。パーキンソン病の早い段階から現れることがあります。
小声(声が小さい・抑揚がない):声量が落ち、一本調子になる。ご本人は「普通に話している」つもりで、小さくなった自覚が乏しいのが特徴です。
このため、ご家族が「もっと大きな声で」と言っても本人はピンとこない――この食い違いを理解しておくことが大切です。

「大きく動く・大きく声を出す」となぜ変わるのか?

動きの振幅が小さくなる病気だからこそ、意識的に「大きく」を入力すると、ちょうどよい大きさに近づきます。大げさなくらいでちょうどいいのです。
これは、パーキンソン病に対する専門的なリハビリ「LSVT BIG(大きく動く)」「LSVT LOUD(大きく声を出す)」(Ramigらが開発)の考え方に通じます。
たとえば、書く時は「わざと大きく書く」、話す時は「部屋の端まで届かせるつもりで声を出す」。動作も「腕を大きく振る」「足を大きく上げる」。本人の感覚では「やりすぎ」と感じるくらいが、実際にはちょうどよい振幅になります。家庭でも、声を出す・大きく動く機会を毎日つくることが力になります。

訪問施術は、ふるえ・小字・小声にどうアプローチするのか?

当相談所が連携する施術者は、固縮をゆるめ、声と動きの「土台」を整えます。土台が整うと、「大きく動く・大きく声を出す」練習が活きてきます。
とくに声は、姿勢・呼吸・腹圧という体の土台の上に乗っています。背中が丸まり呼吸が浅いままでは、いくら「大きな声を」と言っても出ません。次の順序で土台を立て直します。

① 骨格ポジションを整える:前かがみ・丸まった背中を起こし、息を吸い込める胸郭をつくります。
② 腹圧が入る呼吸をつくる:おなかの内側から支える力(腹圧)が入ると、声を支える呼気が安定します。
③ 固縮をゆるめ、上肢・手指を動かす:ファシア(筋・神経・血管を包む結合組織)の連絡を整え、相反抑制でこわばりをゆるめ、書く・つまむといった手の動きを引き出します。
④ 神経の働きを促す:YNSA(山元式新頭針療法/山元敏勝医師が開発)などで神経の働きを促します。ふるえそのものを止めるものではありませんが、緊張と固縮がやわらぐと、ふるえが楽に感じられることがあります(当院の考え)。

家族が知っておきたいこと/「やる気がない」のではありません

声が小さい・表情が乏しい(仮面様顔貌)・動きが遅いのは、すべて病気の症状です。「やる気がない」「無視している」のではありません。ここを誤解しないことが、ご本人を支えます。
表情が動きにくいだけで、心の中では笑っていることも、つらく感じていることもあります。声が小さいのも、書く字が小さいのも、努力不足ではありません。
ご家族は、「大きな声・大きな動き」を一緒に楽しむ雰囲気をつくり、できたことを認めてあげてください。責めるのではなく、一緒に「大きく」を練習する姿勢が、いちばんの支援になります。

進行しても、続けられる工夫はあるのか?

進行期でも、固縮をゆるめ声と動きの土台を整える取り組みで、変化は起こり得ます。「病気だから仕方ない」で止めないでください。
効果には個人差がありますが、固縮がやわらぎ姿勢が起きてくると、声が出しやすくなり、手も動かしやすくなります。事例もあります。当相談所は、いまの段階でできることを一緒に見つけます。

よくあるご質問

Q1. 訪問施術で手のふるえは止まりますか? A. ふるえそのものの治療は、薬物療法など医療が中心です。訪問施術はふるえを止めるものではありませんが、緊張や固縮をやわらげることで、ふるえが楽に感じられたり、動作がしやすくなったりすることがあります。
Q2. 声が小さいのを本人に注意しても伝わりません。 A. 小声は自覚しにくい症状です。「声が小さい」と責めるより、「部屋の端まで届かせて」と具体的な目標を示し、一緒に大きな声を出す練習をするほうが効果的です。
Q3. 字が小さくて読めません。練習で戻りますか? A. 「わざと大きく書く」練習を続けると、読みやすい大きさに近づくことがあります。マスの大きいノートを使う、書く前に手を大きく動かすなどの工夫も有効です。効果には個人差があります。
Q4. 効果はどのくらいで現れますか? A. 状態によって大きく異なり、効果には個人差があります。比較的早く現れやすいのは、固縮のやわらぎ・声の出しやすさ・姿勢の変化です。これらを手がかりに進めます。
Q5. 健康保険は使えますか?無料体験では何が分かりますか? A. 訪問の鍼灸・マッサージは、医師の同意書があれば健康保険が使える場合があります(鍼灸とマッサージは別の同意書)。自己負担は1回数百円程度から、出張費は0円です。無料体験では、固縮や姿勢・声の土台の状態を確認し、いまのお体に何ができるかをご説明します。お電話(0120-92-4976)・LINE・お問い合わせフォームから受け付けています。

まとめ|「小さくなる」病気だから「大きく」で立ち向かう

ふるえ・小字・小声は、どれも「動きが小さくなる」という同じ根から生まれます。だからこそ、意識して「大きく動く・大きく声を出す」ことが対策の柱になります。そして、その練習が活きるよう、固縮をゆるめ、声と動きの土台(姿勢・呼吸・腹圧)を整えるのが訪問施術の役割です。何より、これらは「やる気の問題」ではなく病気の症状だと理解することが、ご本人を支える第一歩です。
大阪市・東大阪市・八尾市で、パーキンソン病のふるえ・小字・小声にお困りのご家族は、健康保険適用の訪問リハビリマッサージ相談所までご相談ください。鈴木の技術を継承した業務委託施術者をご紹介します。無料体験のお申し込み・ご相談はこちら。あわせて前傾姿勢・腰曲がりの立て直しやってはいけない6つのNG習慣入浴・トイレ・着替えの介助のコツもご覧ください。


監修・技術指導:鈴木密正

鈴木密正(鍼灸あん摩マッサージ指圧師/柔道整復師)が、本記事のアプローチを開発・体系化しています。PRI(Postural Restoration Institute)/DNS(Dynamic Neuromuscular Stabilization)/ファンクショナルトレーニング・PNF・YNSA など、機能解剖学・神経筋療法・伝統医療の現代的アプローチを統合し、脳梗塞後の麻痺・廃用症候群・パーキンソン病等の運動機能改善において、骨格→腹圧→体幹→歩行の4ステッププロセスを開発・指導しています。訪問リハビリマッサージ以外にも、東大阪市で治療院兼トレーニング・コンディショニングジムを運営しています(true-function.com)。

鈴木自身はご訪問できません

代表の鈴木は、既存のご利用者様への対応で予約が満杯のため、訪問リハビリマッサージの新規対応は停止しております。

「訪問リハビリマッサージ施術勉強会」で技術を継承した施術者がご訪問します

その代わり、鈴木が主催する「訪問リハビリマッサージ施術勉強会」で技術を継承した業務委託施術者をご紹介いたします。同じ4ステッププロセス(骨格→腹圧→体幹→歩行)とYNSAの考え方を学び、現場での実践指導を受けた施術者のみが、同等のアプローチでご訪問いたします。

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