ALS(筋萎縮性側索硬化症)の訪問施術|残された機能を大切に守るケア

ALSと向き合うために

ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、運動神経が徐々に障害され、筋力が低下していく進行性の疾患です。現在の医学では根本的な治療法は見つかっていませんが、適切なケアによって残された機能をできる限り長く維持し、生活の質を保つことは十分に可能です。

当院では、ALSの進行段階に合わせた施術を通じて、関節の柔軟性維持、呼吸機能のサポート、痛みの緩和など、多角的なアプローチでご本人とご家族を支えています。

関節の柔軟性を守ることの重要性

ALSの進行に伴い筋力が低下すると、関節を動かす機会が減り、拘縮(関節の固まり)が進行しやすくなります。拘縮が進むと、着替えや入浴の介助が困難になるだけでなく、痛みの原因にもなります。

当院では、アクティブリリーステクニックを用いて筋膜の癒着を丁寧にほぐし、全ての関節の可動域を維持するケアを行っています。ソフトな力加減で無理なく行うため、筋力が低下した方にも安心して受けていただけます。

呼吸機能の維持をサポートする

ALSでは、呼吸筋も徐々に影響を受けます。呼吸が浅くなると、酸素不足による疲労感の増大、痰の排出困難、誤嚥性肺炎のリスク上昇など、様々な問題が生じます。

当院では、Zone of Apposition(ZOA)に基づいた呼吸ケアで、横隔膜や肋間筋の残存機能を最大限に活かすアプローチを行います。胸郭の柔軟性を保ち、呼吸に関わる筋肉の負担を軽減することで、少しでも楽に呼吸できる状態を維持することを目指しています。

痛みと不快感を緩和する

ALSの方は、筋力低下に伴う姿勢の崩れや、長時間同じ姿勢でいることによる筋肉の痛み、痙攣による不快感など、様々な痛みに悩まされることがあります。

当院の施術では、全身の血流を改善し、筋肉の緊張を適度に緩和することで、痛みや不快感の軽減を図ります。YNSAによる神経系へのアプローチも組み合わせ、できる限り快適に過ごしていただけるようケアしています。

コミュニケーション能力を少しでも長く

ALSの進行に伴い、発声や嚥下に関わる筋肉も影響を受けることがあります。言葉でのコミュニケーションは、ご本人にとってもご家族にとっても非常に大切なものです。

当院では、頸部や顔面の筋肉の柔軟性を維持する施術を通じて、発声機能や嚥下機能の低下を少しでも遅らせるアプローチを行っています。微小な筋肉の変化を見逃さず、早めに対処することが重要です。

ご本人とご家族に寄り添う訪問ケア

ALSの方のケアは、身体的なアプローチだけでなく、精神的なサポートも重要です。訪問施術では、ご自宅というリラックスできる環境で、ご家族のそばで施術を受けていただけます。当院では、姿勢改善・転倒防止・歩行によるQOL向上の3本柱を基本に、ALSの方の生活の質を最後まで守るケアを提供しています。まずはお気軽にご相談ください。