脊柱管狭窄症の症状と原因|間欠性跛行・しびれ・痛みへの対処法

脊柱管狭窄症とは?

「歩いていると足が痛くなり、少し休むとまた歩ける」――この症状は「間欠性跛行」と呼ばれ、脊柱管狭窄症の代表的な症状です。脊柱管狭窄症は、背骨の中を通る神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫されることで生じる疾患です。50歳以上の方に多く、高齢化社会で患者数が増加しています。

項目 内容
好発年齢 50〜80代(加齢に伴い増加)
好発部位 腰椎(L4/5が最多)
主な原因 加齢による椎間板の変性、骨棘形成、黄色靭帯の肥厚
代表的症状 間欠性跛行、下肢のしびれ・痛み、腰痛
推定患者数 約580万人(潜在患者含む)

脊柱管狭窄症の3つのタイプ

タイプ 圧迫される神経 主な症状
馬尾型 馬尾神経(中枢側) 両下肢のしびれ、会陰部の異常感覚、膀胱直腸障害
神経根型 神経根(片側) 片側の臀部〜下肢の痛み・しびれ
混合型 馬尾+神経根 両方の症状が混在

間欠性跛行とは

間欠性跛行は脊柱管狭窄症の最も特徴的な症状です。一定距離を歩くと下肢に痛みやしびれが出現し、前かがみになったり座って休むと症状が改善し、再び歩けるようになります。

特徴 脊柱管狭窄症の間欠性跛行 血管性の間欠性跛行
姿勢の影響 前かがみで改善 姿勢に無関係
自転車 楽に乗れる 影響あり
症状の部位 臀部〜下肢全体 主にふくらはぎ
足の脈拍 正常 弱い・触れない

訪問マッサージによる症状緩和

脊柱管狭窄症の方への訪問マッサージでは、以下のアプローチで症状の緩和を図ります。

施術内容 目的 効果
腰背部のマッサージ 脊柱起立筋の緊張緩和 腰痛の軽減
臀部〜下肢のマッサージ 血行促進・筋緊張緩和 しびれ・痛みの軽減
ストレッチ指導 腸腰筋・ハムストリングスの柔軟性向上 腰椎への負担軽減
体幹筋トレーニング 腹筋・背筋のバランス改善 脊柱の安定性向上
姿勢指導 腰椎前弯の軽減 脊柱管の圧迫軽減

よくあるご質問(FAQ)

Q. 手術しないと治りませんか?

多くの場合、保存療法(薬物療法・リハビリ・訪問マッサージ等)で症状のコントロールが可能です。膀胱直腸障害や重度の筋力低下がある場合は手術が検討されますが、まずは保存療法を試みるのが一般的です。

Q. 歩くのが辛いのですが、訪問マッサージは来てもらえますか?

はい、訪問マッサージは「通院困難な方」が対象です。歩行が辛い脊柱管狭窄症の方は、まさに訪問マッサージの適応です。ご自宅まで施術者がお伺いします。

まとめ

脊柱管狭窄症は高齢者に非常に多い疾患で、間欠性跛行やしびれにより日常生活に大きな支障をきたします。訪問マッサージでは、腰背部・下肢の筋緊張緩和、血行促進、姿勢改善を通じて症状の緩和を図ります。健康保険適用で、ご自宅で施術を受けられます。

監修者情報
訪問リハビリマッサージ相談所 施術責任者
保有資格:あん摩マッサージ指圧師(国家資格)