脊柱管狭窄症――手術しても「また悪くなる」方が多い理由
脊柱管狭窄症は、背骨の中を通る神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫されることで痛みやしびれが生じる疾患です。歩いていると足がしびれて歩けなくなる間歇性跛行(かんけつせいはこう)が代表的な症状です。
症状が重い場合、特に排尿障害が出ている場合は手術を勧めることもあります。しかし実際には、手術しても症状が改善しなかった方や、一度は良くなったのにまた悪くなった方が少なくありません。
なぜ手術しても再発するのか。それは、脊柱管が狭くなった根本原因――つまり姿勢と体の使い方のエラーが解消されていないからです。手術で狭くなった部分を広げても、同じ姿勢・同じ体の使い方を続ければ、別の場所にまた変形が起こり、再手術を余儀なくされるのです。
脊柱管狭窄症の根本原因を見直す
脊柱管が狭くなる原因の多くは、長年にわたる姿勢の崩れと体の使い方のエラーにあります。腰が反りすぎている方(過前弯)、逆に腰が丸まりすぎている方(後弯)、どちらも脊柱管を狭くする方向に力が加わり続けます。
このエラーは、殿筋(お尻の筋肉)が使えていないことに起因することが多いのです。殿筋が弱ると、体幹を支える力が不足し、腰椎に過度な負担がかかります。また、骨のアライメント(配列)がずれた状態で長年過ごすことで、骨や靭帯が変形し、脊柱管が狭くなっていきます。
当相談所では、この根本原因にアプローチすることで、手術に頼らない改善と、手術後の再発防止を両立させます。
当相談所のアプローチ
骨のアライメントを整える
まず脊椎のアライメント(骨の配列)を正常な状態に近づけることから始めます。腰椎の過前弯や後弯を改善するために、腰椎周りの深層筋のこわばりをアクティブリリーステクニックで丁寧に取り除きます。
表面的な筋肉だけでなく、深層の回旋筋や多裂筋のこわばりにアプローチすることで、腰椎が本来のカーブを取り戻せる環境を作ります。
殿筋を機能させる
骨のアライメントが整ったら、殿筋を正しく使えるようにするトレーニングを行います。殿筋が機能すれば、体幹を下から支える力が生まれ、腰椎への負担が大幅に軽減されます。
PNF(固有受容性神経筋促通法)の技術を応用し、殿筋の活性化を図ります。特に大殿筋と中殿筋後部繊維の協調を回復させることで、立位時と歩行時に骨盤が安定し、脊柱管への圧迫が軽減されます。
体幹で支える腹圧の獲得
腹圧は、脊柱管狭窄症の方にとって特に重要な要素です。腹圧が適切に入ると、背骨が内側から支えられ、脊柱管にかかる圧力が分散されます。
Zone of Apposition(ZOA)の概念に基づき、横隔膜と骨盤底筋の協調を回復させ、呼吸と連動した腹圧コントロールを習得していただきます。
正しい歩行パターンの再構築
殿筋が使える状態で、体幹が安定し、骨のアライメントが整ったら、正しい歩行パターンの再構築に進みます。股関節重心で地面をしっかり踏んで歩くことで、腰椎への負荷を最小限に抑えながら、距離を歩けるようになります。
手術前の方と手術後の方、それぞれへのアプローチ
手術前の方
排尿障害などの重篤な症状がなければ、まず保存的なアプローチで改善を試みることをお勧めします。姿勢と体の使い方を変えることで、神経への圧迫が軽減され、症状が改善するケースは多くあります。
手術後の方
手術後の方にとって最も重要なのは再発防止です。手術で一時的に症状が改善しても、姿勢や体の使い方が変わらなければ、別の椎間に同様の変形が起こる可能性があります。当相談所の施術で根本的な体の使い方を変えることが、再手術を回避する最善の方法です。
姿勢改善が歩行距離を変える
脊柱管狭窄症の方が最も困るのは、歩ける距離が短くなることです。間歇性跛行によって100メートルも歩けないという方もいらっしゃいます。
しかし姿勢が改善され、殿筋を使い体幹で支え、骨のアライメントを整えて歩くようになると、脊柱管への圧迫が軽減され、歩ける距離が伸びるケースを数多く経験しています。
当相談所では、姿勢改善・転倒防止・歩行によるQOL向上の3本柱で、脊柱管狭窄症の方の生活の質を根本から変えていきます。まずはお気軽にご相談ください。




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訪問リハビリマッサージ相談所でございます。