多発性硬化症(MS)とは?
多発性硬化症(MS:Multiple Sclerosis)は、脳や脊髄の神経線維を覆う髄鞘(ミエリン)が自己免疫反応によって破壊される中枢神経系の慢性炎症性脱髄疾患です。20〜40歳代の若年成人に多く発症し、女性に多い傾向があります。国の指定難病に認定されており、日本では約2万人の患者さんがいると推定されています。
多発性硬化症の主な症状
| 症状 | 詳細 | 頻度 |
|---|---|---|
| 視力障害 | 視神経炎、複視、視野欠損 | 高い |
| 運動障害 | 四肢の筋力低下、痙縮、歩行障害 | 高い |
| 感覚障害 | しびれ、痛み、感覚鈍麻 | 高い |
| 排尿障害 | 頻尿、尿失禁、排尿困難 | 中程度 |
| 疲労 | 強い疲労感(MS疲労) | 非常に高い |
| 認知機能障害 | 集中力低下、記憶力低下 | 中程度 |
| うつ・不安 | 気分の落ち込み、意欲低下 | 中程度 |
訪問リハビリマッサージがMSに効果的な理由
MSの症状は日によって変動し、疲労により悪化することがあります(ウートフ現象)。訪問リハビリマッサージなら、体調に合わせて施術内容や強度を柔軟に調整でき、通院の疲労を避けながら継続的なケアを受けられます。
施術内容と効果
| 施術 | 目的 | 効果 |
|---|---|---|
| 痙縮緩和マッサージ | 筋緊張の軽減 | 痛み軽減、可動域改善 |
| ストレッチ | 筋肉の柔軟性維持 | 拘縮予防、歩行改善 |
| バランス訓練 | 姿勢安定性の向上 | 転倒予防 |
| 疲労管理指導 | エネルギー保存法の指導 | 日常活動の効率化 |
| 温熱回避指導 | 体温上昇による症状悪化予防 | ウートフ現象の回避 |
MS疲労への対処法
MS患者の約80%が経験する疲労は、最も日常生活に影響を与える症状の一つです。エネルギー保存法(活動と休息のバランス、優先順位付け)、涼しい環境での活動、適度な有酸素運動が有効です。訪問リハビリマッサージでは、疲労を考慮した運動プログラムの作成と、エネルギー保存技術の指導を行います。
MSの病型と経過
MSには再発寛解型(RRMS)、二次進行型(SPMS)、一次進行型(PPMS)の3つの主要な病型があります。最も多いのは再発寛解型で、症状の悪化(再発)と改善(寛解)を繰り返します。早期からの疾患修飾薬(DMT)の使用が再発予防と進行抑制に重要です。
よくある質問(FAQ)
Q. MSでも運動はした方がよいですか?
A. はい、適度な運動は推奨されます。以前は安静が勧められていましたが、現在は適切な強度の運動が身体機能維持と疲労軽減に効果的であることが示されています。体温上昇に注意し、涼しい環境で行うことが大切です。
Q. 暑い日に症状が悪化するのはなぜですか?
A. ウートフ現象と呼ばれ、体温上昇により脱髄した神経の伝導がさらに障害されるためです。一時的なもので、体温が下がれば症状も改善します。夏場の運動は涼しい時間帯に行いましょう。
監修者情報
本記事は、訪問リハビリマッサージの臨床経験を持つ専門家が監修しています。個別の症状については、必ず主治医にご相談ください。




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