「ロコモ」という言葉を聞いたことはありますか?
ロコモティブシンドローム(通称ロコモ)とは、骨・関節・筋肉・神経といった運動器の障害により、立つ・歩くといった移動機能が低下した状態を指します。放置すると将来的に介護が必要になるリスクが高まります。
ロコモは高齢者だけの問題ではありません。運動不足や姿勢の悪さが続くと、40代・50代からでも運動器の機能低下は始まっています。早期に気づき、適切な対策を取ることが、将来の自立した生活を守る鍵となります。
ロコモの3つの原因
ロコモの原因は大きく3つに分けられます。一つ目は骨粗鬆症や変形性関節症などの運動器自体の疾患。二つ目は加齢に伴う筋力やバランス能力の低下。そして三つ目は、痛みや不安による活動量の減少です。
これら3つの原因は互いに影響し合い、悪循環を形成します。関節が痛いから動かない→動かないから筋力が落ちる→筋力が落ちるから姿勢が崩れる→姿勢が崩れるから関節に余計な負担がかかる→さらに痛くなる——この連鎖を断ち切ることが、ロコモ対策の核心です。
スタビリティとモビリティの評価から始める
当院では、ロコモの方に対してまずスタビリティ(安定性)とモビリティ(可動性)の評価を行います。体の各関節が本来の役割を果たしているかどうかを一つずつ確認していきます。
ジョイント・バイ・ジョイント・コンセプトに基づき、足首のモビリティ、膝のスタビリティ、股関節のモビリティ、腰椎のスタビリティ——この交互のパターンが正常に機能しているかを評価します。どこかの関節が本来の役割を果たせていないと、他の関節が代償し、やがて痛みや機能障害につながります。
姿勢改善がロコモ対策の出発点
ロコモの方に共通して見られるのが、姿勢の崩れです。背中が丸くなり、骨盤が後傾し、膝が曲がった状態——この姿勢では、正しい筋肉が正しいタイミングで働くことができません。
当院では、姿勢改善をロコモ対策の最も重要な出発点と位置づけています。姿勢が改善されると、殿筋、ハムストリングス、体幹の深層筋といった本来体を支えるべき筋肉群が正しく機能し始めます。正しい筋肉が使えるようになれば、同じ運動量でも効果が格段に高まります。
股関節重心で効率的に体を使う
ロコモの改善において、当院が特に重視しているのが「股関節重心」の獲得です。多くのロコモの方は、膝に体重を乗せた「膝重心」で立ち・歩きをしています。この姿勢は小さな筋肉に頼った非効率な動き方であり、疲れやすく、転倒リスクも高まります。
股関節に重心を移し、殿筋やハムストリングスといった大きな筋肉群で体を支えるようにすることで、動作の効率が劇的に改善されます。立ち座りが楽になり、歩幅が広がり、日常生活の活動量が自然と増えていきます。
予防と改善の両面でサポート
ロコモティブシンドロームは、予防的なアプローチと現状改善のアプローチの両面が必要です。当院では、姿勢改善・転倒防止・歩行によるQOL向上の3本柱を基本に、YNSA(山元式新頭針療法)やアクティブリリーステクニックを組み合わせた施術で、運動器の機能維持・改善をサポートしています。
「最近、立ち上がるのがつらくなった」「長い距離を歩けなくなった」——そんな変化を感じたら、それはロコモのサインかもしれません。早めの対策が将来を変えます。まずはお気軽にご相談ください。




お電話ありがとうございます、
訪問リハビリマッサージ相談所でございます。