痙縮による体のつらさを和らげたい
脳性麻痺の方の多くが悩まされるのが、痙縮(筋肉の異常な緊張)です。手足が突っ張る、関節が曲がったまま固まる、急に筋肉が収縮する——これらの症状は、日常生活に大きな支障をきたすだけでなく、痛みの原因にもなります。
痙縮は脳の損傷による神経の問題であるため、完全になくすことは難しいですが、適切なケアで緩和し、体を楽な状態に近づけることは可能です。当院では、ソフトな筋膜アプローチを中心に、痙縮の管理と姿勢のケアを行っています。
筋膜の癒着を解消して筋肉を解放する
痙縮が長期間続くと、筋肉を包む筋膜に癒着が生じます。筋膜の癒着は筋肉の柔軟性をさらに低下させ、関節の動きを制限します。これが痙縮と相まって、体のこわばりを悪化させる原因となっています。
当院では、アクティブリリーステクニックで筋膜の癒着を一つひとつ丁寧にほぐしていきます。力任せに引き伸ばすのではなく、組織の反応を手で感じ取りながら行うソフトなアプローチです。痙縮のある方に無理な力を加えると、かえって筋緊張が増してしまうため、この繊細さが非常に重要です。
神経反射パターンをかいくぐる技術
痙縮のある筋肉を急に伸ばすと、ストレッチ反射により筋肉はさらに強く収縮してしまいます。一般的なストレッチやマッサージでは、この反射パターンに阻まれてしまうことが多いのです。
当院の施術者は、神経反射パターンを理解した上で、反射を誘発しないような角度、速度、力加減でアプローチする技術を持っています。ゆっくりと、反射の閾値を超えないように慎重に関節を動かし、筋肉を緩めていきます。この技術により、痙縮のある方でも関節の可動域を広げることが可能になります。
姿勢のアライメントを整える
脳性麻痺の方の姿勢は、痙縮のパターンにより特徴的な崩れ方をします。片麻痺、両麻痺、四肢麻痺——タイプによって異なる姿勢パターンが見られます。
当院では、お一人おひとりの痙縮パターンと姿勢を詳細に評価し、可能な範囲でアライメントを改善するアプローチを行います。完璧な姿勢を目指すのではなく、少しでも楽に、少しでも機能的な姿勢に近づけることが目標です。姿勢が改善されると、呼吸が楽になり、上肢の機能も発揮しやすくなります。
YNSAで中枢神経系にアプローチ
痙縮の根本原因は中枢神経系にあります。当院では、YNSA(山元式新頭針療法)を用いて、中枢神経系に直接的な刺激を送ります。末梢からの筋膜アプローチと、中枢からのYNSAを組み合わせることで、より効果的な痙縮管理を目指しています。
また、神経の可塑性を活用し、正しい運動パターンの学習を促進します。繰り返しの適切な刺激により、異常な筋緊張パターンを修正し、より機能的な動きを引き出すことが可能です。
体を楽にして生活の質を高める
当院では、姿勢改善・転倒防止・歩行によるQOL向上の3本柱を基本に、脳性麻痺の方の痙縮管理と身体機能の改善に取り組んでいます。体が楽になれば、できることが増え、生活の質が向上します。まずはお気軽にご相談ください。




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