歩ける力を少しでも長く維持するために
脳性麻痺で歩行が可能な方にとって、歩く力を維持することは生活の自立を守ることそのものです。しかし、加齢に伴い筋力やバランス能力は低下し、若い頃に比べて歩行が不安定になったり、疲れやすくなったりすることがあります。
当院では、脳性麻痺の方が一日でも長く自分の足で歩き続けられるよう、効率的な歩行パターンの獲得と体力の維持をサポートしています。
効率的な歩行パターンへの移行
脳性麻痺の方は、痙縮や筋力のアンバランスにより、エネルギー消費の大きい非効率な歩き方をしていることが多くあります。この非効率な歩行は疲労を招き、歩行距離や時間の制限につながります。
当院では、股関節に重心を乗せ、殿筋やハムストリングスを活用した効率的な歩行パターンへの移行を目指します。大きな筋肉群を正しく使えるようになると、同じ距離を歩いても疲労が少なく、より長く歩き続けることが可能になります。
足裏のセンサーで安全に歩く
脳性麻痺の方の中には、足部の変形や感覚の問題により、足裏で地面を十分に感じ取れていない方がいます。足裏の固有受容感覚(センサー機能)が低下すると、地面の変化に対応できず、転倒のリスクが高まります。
当院では、足裏と足首への適切な刺激を通じてセンサー機能を活性化し、地面をしっかり踏みしめて歩ける状態を維持します。足部の変形がある場合も、可能な範囲で足関節の可動域を確保し、できる限り安定した接地を実現します。
体力の低下を防ぐ
脳性麻痺の方は、もともと効率の悪い動き方をしているため、健常者と比べて同じ活動でもエネルギー消費が大きくなります。加齢とともに体力が低下すると、この非効率さが顕著になり、活動範囲が急激に狭まることがあります。
定期的な訪問施術で筋膜の柔軟性を維持し、関節の可動域を確保し、効率的な動作パターンを身につけることは、体力の温存に直結します。少ないエネルギーで動ける体を作ることが、活動的な生活を維持する鍵です。
呼吸と体幹の改善で全身の効率を上げる
体幹の不安定さは、脳性麻痺の方の歩行効率を低下させる大きな要因です。体幹が揺れるたびに、その制御にエネルギーが消費されるためです。
当院では、Zone of Apposition(ZOA)に基づいた呼吸改善で腹圧を高め、体幹を内側から安定させます。体幹が安定すると、歩行時のエネルギーロスが減り、上肢の動きもスムーズになります。呼吸の改善は、持久力の向上にもつながります。
自分らしく活動的な生活を
当院では、姿勢改善・転倒防止・歩行によるQOL向上の3本柱を基本に、脳性麻痺の方が年齢を重ねても自分らしく活動できる体づくりをサポートしています。単なるマッサージではなく、体の使い方そのものを改善する施術で、生活の質を高めます。まずはお気軽にご相談ください。




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訪問リハビリマッサージ相談所でございます。