関節リウマチとの付き合い方を変える
関節リウマチは、免疫システムの異常により関節に慢性的な炎症が起こる自己免疫疾患です。手指や手首、膝、足など複数の関節に痛みや腫れが生じ、進行すると関節が変形して日常動作が困難になります。
近年は薬物療法の進歩により炎症のコントロールが大幅に改善していますが、関節の動きづらさや筋力低下は薬だけでは解消できません。また、痛みを避けて動かさないことで関節がさらに固まるという悪循環も起こりがちです。
当相談所では、関節リウマチの方に対してソフトな筋膜的アプローチで痛みに配慮しながら、「ちゃんと動ける体」をつくる訪問リハビリマッサージを提供しています。
関節リウマチの方への施術で最も大切なこと
関節リウマチの施術で最も重要なのは、「痛みを取りながら動けるようにしていく」を徹底することです。炎症がある関節に強い力を加えれば、かえって症状を悪化させてしまいます。かといって何もしなければ、関節はどんどん固まっていきます。
この繊細なバランスを取れるのが、当相談所のソフトな筋膜的アプローチです。関節そのものに直接的な力を加えるのではなく、関節周りの筋膜の癒着をソフトにリリースすることで、関節の動きを改善していきます。
筋膜アプローチの具体的な方法
固まっている部分のソフトリリース
関節リウマチの方は、痛みを避ける姿勢が習慣化し、関節周りの筋膜が癒着して固まっている部分が多くあります。この癒着をソフトなタッチでリリースしていきます。
通常のマッサージのような強い圧は加えません。筋膜の層を一つずつ感じ取りながら、最小限の力で最大限の効果を引き出すテクニックです。リリースが進むと、固まっていた部分が伸びて可動域が広がることがあります。
完全な変形は受け止め、やれる範囲でアプローチ
関節リウマチの進行によって完全に変形してしまった関節については、無理に戻そうとはしません。変形を受け止めた上で、残された機能を最大限に活かす方向でアプローチします。
変形した関節の周囲にも、改善できる筋膜の癒着や筋肉の短縮は存在します。これらを丁寧にケアすることで、変形はあっても動きやすくなるということは十分に起こり得ます。
重点的にアプローチする部位
体幹
関節リウマチの方は、手足の関節に注目しがちですが、実は体幹の機能が非常に重要です。体幹が安定していれば、四肢の関節への負担が軽減されます。
腹圧を適切に入れる呼吸エクササイズから始め、体幹の深層筋を活性化させます。これにより姿勢が安定し、日常動作全体がスムーズになります。
股関節
股関節は体の中心に位置し、立位・歩行・座位すべての動作に関与する重要な関節です。股関節周りの筋膜をソフトにリリースし、モビリティを確保することで、歩行の質が改善されます。
殿筋や外旋六筋の機能回復も重要です。これらの筋肉がしっかり働くことで、股関節重心の安定した立位と歩行が可能になります。
肩甲骨周り
肩甲骨周りの可動性は、上肢全体の動きに直結します。肩甲骨が固まっていると、肩・肘・手首への代償負荷が増大し、これらの関節の症状悪化につながります。
肩甲骨周りの筋膜をソフトにリリースし、肩甲骨本来の滑走運動を回復させることで、上肢全体の動きが改善され、手指の関節への負担も軽減されます。
スタビリティとモビリティのバランス
関節リウマチの施術では、スタビリティ(安定性)とモビリティ(可動性)のバランスを見極めることが特に重要です。
リウマチによって靭帯が弛緩し、関節の安定性が低下している場合は、無理に可動域を広げるのではなく、周囲の筋肉でスタビリティを確保するアプローチを優先します。逆に、炎症後の癒着で可動域が制限されている場合は、モビリティの回復を図ります。
ジョイント・バイ・ジョイント・コンセプトに基づき、各関節の状態を的確に評価した上で、その方に最も必要なアプローチを選択します。
痛みがあっても「動ける」ということ
関節リウマチの方は、痛みのために動くこと自体を避けがちになります。しかし、適切にケアされた体は、多少の痛みがあっても思った以上に動けるのです。
当相談所の施術後に「こんなに動くとは思わなかった」「痛みは完全にゼロではないけれど、楽に動ける」という感想をいただくことがあります。痛みをゼロにすることが目標ではなく、痛みと共存しながらもしっかり動ける体をつくることが、私たちのアプローチの核心です。
姿勢改善・転倒防止・歩行によるQOL向上の3本柱を軸に、関節リウマチの方の在宅生活をサポートします。まずはお気軽にご相談ください。




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訪問リハビリマッサージ相談所でございます。