ふらつきが日常生活を脅かしています
脊髄小脳変性症は、小脳や脊髄の神経が徐々に障害され、運動の協調性やバランス能力が低下していく疾患です。歩くときにふらつく、物をつかもうとすると手が震える、呂律が回りにくくなる——これらの症状は、日常生活のあらゆる場面で困難を引き起こします。
特に歩行時のふらつきは転倒に直結し、骨折のリスクを高めます。当院では、残された神経機能を最大限に活かし、バランス能力と歩行の安定性を改善する施術を提供しています。
足裏のセンサーでバランスを補う
脊髄小脳変性症では、小脳からのバランス制御の出力が低下しています。しかし、体のバランスは小脳だけで制御されているわけではありません。足裏の固有受容感覚(センサー機能)や視覚、前庭覚など、複数のシステムが協力してバランスを維持しています。
当院では、特に足裏のセンサー機能に注目し、足裏と足首への適切な刺激を通じてバランス制御の代償機構を強化します。小脳からの出力が減少しても、入力情報(足裏からのフィードバック)の質を高めることで、バランス能力の維持・改善を図ります。
体幹の安定性を高める
脊髄小脳変性症の方は、体幹の動揺が著しく、座位でもふらつくことがあります。体幹が不安定だと、上肢の動作精度も低下し、食事や着替えなどの日常動作が困難になります。
当院では、Zone of Apposition(ZOA)に基づいた呼吸改善で腹圧を高め、体幹を内側から安定させるアプローチを行います。腹圧が入ると体幹の土台が安定し、座位でのバランスが改善されます。座位が安定すれば、上肢の機能発揮もしやすくなります。
股関節重心で歩行を安定させる
ふらつきのある方は、恐怖心から歩幅が狭くなり、すり足で歩くようになります。しかし、この歩き方はかえってバランスを崩しやすく、つまずきの原因にもなります。
当院では、股関節に重心を乗せ、殿筋で体を支える歩行パターンの獲得を目指します。大きな筋肉で体を安定させることで、ふらつきがあっても転倒しにくい歩行が可能になります。歩幅が広がると、一歩一歩の安定性も向上します。
協調運動障害へのアプローチ
脊髄小脳変性症では、動作のタイミングや力加減の調整が難しくなる協調運動障害が特徴的です。この障害は筋力の問題ではなく、神経系の協調の問題です。
当院では、PNF(固有受容性神経筋促通法)的な手法を用いて、正しい筋肉の発火パターンを繰り返し練習し、神経系の協調を改善します。また、YNSAによる中枢神経系への刺激を組み合わせることで、神経の可塑性を活用した回復を目指します。
できることを一つずつ守っていく
当院では、姿勢改善・転倒防止・歩行によるQOL向上の3本柱を基本に、脊髄小脳変性症の方が安全に日常生活を送れるようサポートしています。進行に抗いながら、今ある機能を一つでも多く、一日でも長く守ること——それが当院の目標です。まずはお気軽にご相談ください。




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訪問リハビリマッサージ相談所でございます。