くも膜下出血後遺症の訪問リハビリマッサージ|麻痺と高次脳機能障害への包括的アプローチ

くも膜下出血の後遺症――麻痺と「見えにくい障害」の二重苦

くも膜下出血は、脳を覆うくも膜の下で出血が起こる重篤な疾患です。命に関わる病気であり、救命後も脳梗塞に似た麻痺に加え、高次脳機能障害を合併するケースが多いのが特徴です。

さらに、くも膜下出血の治療では開頭手術が行われることが多く、術後の感染症から複数回の手術を余儀なくされる方もいらっしゃいます。身体的な辛さに加え、繰り返す手術への精神的負担から鬱状態に陥り、「もう私はいいんだ」とやる気を失ってしまうパターンも珍しくありません。

当相談所では、こうしたくも膜下出血特有の複合的な課題に対して、身体面・精神面の両方からアプローチする訪問リハビリマッサージを提供しています。

くも膜下出血後に起こりやすい後遺症

運動麻痺

くも膜下出血による運動麻痺は、脳梗塞と同様に片側の手足に現れることが多く、重症度はダメージの範囲によって異なります。当相談所では、YNSA(山元式新頭針療法)やアクティブリリーステクニック、PNF(固有受容性神経筋促通法)を組み合わせ、麻痺側にも積極的にアプローチします。

高次脳機能障害

くも膜下出血では、高次脳機能障害の合併率が高いことが知られています。記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などが複合的に現れ、接し方が非常に難しくなることがあります。

当相談所の施術者は、高次脳機能障害を合併した多くの方を担当してきた経験があり、対応が難しい方でも深く理解した上で施術を行うことができます。症状の特性を把握した上での適切な声かけやペース配分が、施術の効果を大きく左右します。

精神的な落ち込み・意欲低下

くも膜下出血を経験された方の中には、度重なる手術や長期入院を経て、心が折れてしまっている方がいらっしゃいます。「もう以前のようには戻れない」「リハビリをしても意味がない」という気持ちに支配され、何をする気力も湧かない状態です。

「体が動く」ことが心を動かす

当相談所がくも膜下出血後遺症の方を施術してきた経験から確信していることがあります。それは、体が動けるようになると、人は自然と前向きになるということです。

動かなかった手が少し動いた。立ち上がれなかったのに支えがあれば立てるようになった。こうした小さな変化の積み重ねが、失われていた意欲を取り戻すきっかけになります。

だからこそ私たちは、「やる気がないから仕方ない」とは考えません。むしろ意欲が低下している方にこそ、身体からのアプローチが必要だと考えています。体の変化が心の変化を生み、心の変化がさらなる回復を促すという好循環を作り出すのが、私たちの施術の目指すところです。

くも膜下出血に対する施術の流れ

神経へのアプローチ

まずYNSA(山元式新頭針療法)で、損傷された神経回路にアプローチします。頭皮上の特定ポイントへの刺激が、神経の可塑性を引き出し、新たな神経経路の構築を促します。

筋膜リリースと関節可動域の確保

アクティブリリーステクニックで筋膜の癒着を剥がし、肩甲骨周り・股関節・膝関節・足首の可動域を確保します。くも膜下出血の方は長期入院による全身の廃用も加わっていることが多く、全身的な動きの回復が必要です。

姿勢改善と歩行訓練

関節の動きが出てきたら、股関節重心の立位を獲得し、足裏のセンサー(固有受容感覚)を活性化させながら歩行の改善を図ります。腹圧を入れて体幹を安定させ、姿勢改善・転倒防止・歩行によるQOL向上の3本柱で生活の質を高めていきます。

ご家族の理解と支えが回復を加速させる

くも膜下出血後遺症の回復において、ご家族の理解は不可欠です。特に高次脳機能障害がある場合、日によって調子が大きく異なることや、感情のコントロールが難しいことへの理解が求められます。

当相談所では、施術の際にご家族にも状態の変化や日常での接し方のポイントをお伝えしています。「なぜこういう行動をとるのか」「どう声をかければいいのか」という具体的なアドバイスが、ご家族の負担軽減と、ご本人の回復促進の両方につながります。

くも膜下出血という大きな病気を乗り越えたご本人とご家族を、私たちは身体面・精神面の両方から支えます。まずはお気軽にご相談ください。