アルツハイマー型認知症の治療法
アルツハイマー型認知症の治療は、薬物療法と非薬物療法を組み合わせて行われます。近年、新たな治療薬の開発が進み、早期発見・早期治療の重要性がより高まっています。
薬物療法の種類
| 薬剤名 | 作用 | 適応 |
|---|---|---|
| ドネペジル(アリセプト) | アセチルコリンエステラーゼ阻害 | 軽度〜重度 |
| ガランタミン(レミニール) | アセチルコリンエステラーゼ阻害 | 軽度〜中等度 |
| リバスチグミン(イクセロン) | アセチルコリンエステラーゼ阻害 | 軽度〜中等度 |
| メマンチン(メマリー) | NMDA受容体拮抗 | 中等度〜重度 |
| レカネマブ(レケンビ) | 抗アミロイドβ抗体 | 早期アルツハイマー |
非薬物療法
| 療法 | 内容 | 効果 |
|---|---|---|
| 運動療法 | 有酸素運動、筋力トレーニング | 認知機能維持、身体機能向上 |
| 訪問リハビリマッサージ | 在宅での身体ケア・運動指導 | 身体機能維持、リラクゼーション |
| 認知刺激療法 | グループでの認知活動 | 認知機能維持・改善 |
| アロマセラピー | 精油を用いた嗅覚刺激 | BPSD軽減、睡眠改善 |
| 光療法 | 高照度光の照射 | 睡眠リズム改善 |
利用できる支援制度
介護保険制度
アルツハイマー型認知症は介護保険の対象疾患です。要介護認定を受けることで、訪問介護、通所介護、短期入所など様々なサービスを利用できます。認知症の程度に応じた適切な介護度の認定を受けることが重要です。主治医意見書に認知症の症状を正確に記載してもらいましょう。
成年後見制度
認知症が進行し判断能力が低下した場合、成年後見制度を利用して、財産管理や法的手続きの支援を受けることができます。将来に備えて、まだ判断能力がある段階で任意後見契約を結んでおくことも選択肢の一つです。
その他の支援制度
| 制度・サービス | 内容 | 窓口 |
|---|---|---|
| 認知症初期集中支援チーム | 初期段階からの専門的サポート | 地域包括支援センター |
| 認知症カフェ | 患者・家族の交流の場 | 各地域の社会福祉協議会等 |
| 見守りネットワーク | 徘徊時の早期発見 | 市区町村 |
| 日常生活自立支援事業 | 福祉サービスの利用支援 | 社会福祉協議会 |
| 高額介護サービス費 | 介護費用の負担軽減 | 市区町村 |
早期発見・早期対応の重要性
アルツハイマー型認知症は、早期に発見し適切な治療を開始することで、症状の進行を緩やかにできる可能性があります。「最近もの忘れが増えた」「同じことを何度も聞く」などの症状に気づいたら、早めにかかりつけ医や物忘れ外来を受診しましょう。MCI(軽度認知障害)の段階で介入することが重要です。
よくある質問(FAQ)
Q. 認知症の新薬レカネマブはどのような薬ですか?
A. レカネマブは脳内に蓄積したアミロイドβを除去する抗体医薬で、早期アルツハイマー型認知症が対象です。認知機能低下の進行を約27%遅らせる効果が報告されています。使用には専門医の診断と定期的なMRI検査が必要です。
Q. 介護保険の申請はいつすべきですか?
A. 日常生活に支障が出始めた時点で早めに申請することをお勧めします。認定結果が出るまで約1ヶ月かかるため、事前に準備しておくと安心です。
Q. 家族が認知症と診断されました。まず何をすべきですか?
A. まず地域包括支援センターに相談してください。介護保険の申請手続きや利用できるサービスの案内を受けられます。認知症の家族会への参加も心の支えになります。
監修者情報
本記事は、訪問リハビリマッサージの臨床経験を持つ専門家が監修しています。個別の症状や治療については、必ず主治医にご相談ください。




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