閉塞性動脈硬化症(ASO)はどんな病気?
閉塞性動脈硬化症(ASO/PAD)は、主に下肢の動脈が動脈硬化により狭窄・閉塞する疾患です。足の血流が低下し、歩行時の痛みや冷感、しびれが生じます。進行すると安静時にも痛みが出現し、最悪の場合は壊疽により足の切断に至ることもあります。早期発見と適切な治療・リハビリが重要です。
閉塞性動脈硬化症の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 好発年齢 | 60歳以上に多い |
| 性差 | 男性に多い(男女比 約3:1) |
| 主なリスク因子 | 喫煙・糖尿病・高血圧・脂質異常症 |
| 好発部位 | 下肢動脈(大腿動脈・膝窩動脈) |
| 推定患者数 | 日本国内で約300〜400万人 |
Fontaine分類による重症度
| 分類 | 症状 | 状態 |
|---|---|---|
| I度 | 無症状・冷感・しびれ | 軽度の血流低下 |
| II度 | 間欠性跛行 | 歩行中に痛みが出て休むと改善 |
| III度 | 安静時疼痛 | じっとしていても痛む |
| IV度 | 潰瘍・壊疽 | 組織の壊死が進行 |
原因とリスク因子
ASOの最大の原因は動脈硬化です。加齢に加え、喫煙が最大のリスク因子とされています。糖尿病、高血圧、脂質異常症(高コレステロール血症)、慢性腎臓病なども発症リスクを高めます。これらの生活習慣病の管理がASOの予防と進行抑制に直結します。
治療法の選択肢
生活習慣の改善:禁煙が最も重要です。喫煙はASOの進行を著しく加速させます。食事療法(塩分・脂質の制限)、適正体重の維持も基本となります。
薬物療法:抗血小板薬(血液をサラサラにする薬)、血管拡張薬、脂質異常症治療薬などが使用されます。糖尿病や高血圧がある場合はそれらの治療も並行して行います。
運動療法:間欠性跛行に対する運動療法は、薬物療法と同等以上の効果があるとされています。歩行訓練を中心としたプログラムが推奨されます。
血行再建術:重症例ではカテーテル治療(血管内治療)やバイパス手術が検討されます。
訪問リハビリマッサージ:血流改善のためのマッサージと歩行訓練を組み合わせた在宅ケアが効果的です。
よくある質問(FAQ)
Q. 歩くと足が痛くなるのはASOの可能性がありますか?
A. 歩行中にふくらはぎや太ももが痛くなり、休むと数分で改善する「間欠性跛行」はASOの代表的な症状です。早めに血管外科を受診してください。
Q. ASOは完治しますか?
A. 動脈硬化自体を完全に元に戻すことは困難ですが、生活習慣の改善と適切な治療で症状の改善と進行抑制が可能です。運動療法により歩行距離が大幅に延びる方も多いです。
Q. 足が冷たいのもASOの症状ですか?
A. 片方の足だけが冷たい、足の色が悪い、爪の伸びが遅いなどはASOの初期症状の可能性があります。気になる方はABI検査(足関節上腕血圧比)を受けてみてください。
監修者情報:本記事は訪問リハビリマッサージ相談所の専門スタッフが監修しています。閉塞性動脈硬化症でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。




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