PSPで進行する体のこわばり
進行性核上性麻痺(PSP)では、体幹や四肢の筋肉が徐々にこわばり(筋固縮)、関節の動きが制限されていきます。特に頸部と体幹のこわばりが強く、首が固まって動かしにくくなる、体が前に曲がらなくなるといった症状が現れます。
筋固縮と関節拘縮は、放置するとどんどん進行し、日常生活のあらゆる動作を困難にします。着替え、入浴、食事、移動——体が固くなることで、ご本人の苦痛もご家族の介護負担も増大します。
筋膜の癒着を解消して柔軟性を保つ
PSPの筋固縮は、単なる筋肉の緊張だけでなく、筋膜の癒着も関与しています。筋膜が癒着すると、筋肉同士の滑りが悪くなり、関節の動きがさらに制限されます。
当院では、アクティブリリーステクニックを用いて筋膜の癒着を丁寧に解消します。表面をさする程度のマッサージでは到達できない深層の組織にまでアプローチし、筋肉本来の滑走性を取り戻します。力任せではなく、組織の反応を手で感じ取りながらの繊細な技術です。
主要関節の可動域を守る
PSPの進行に伴い、最優先で可動域を守るべき関節があります。頸部(首)、肩甲骨周り、股関節、膝関節、足首——これらの関節が柔軟に保たれていることで、日常生活の基本動作が維持されます。
当院では、ジョイント・バイ・ジョイント・コンセプトに基づき、各関節のモビリティ(可動性)とスタビリティ(安定性)を評価し、適切なアプローチを行います。動くべき関節はしっかり動くように、安定すべき関節は安定するように——この原則に沿ったケアが、効率的な体の機能維持につながります。
体幹の柔軟性と呼吸の関係
体幹が固くなると、肋骨の動きも制限され、呼吸が浅くなります。PSPの方は体幹のこわばりが著しいため、呼吸機能への影響も無視できません。
当院では、体幹周りの筋膜リリースと肋骨の可動性確保を丁寧に行い、呼吸に必要な胸郭の動きを維持します。Zone of Apposition(ZOA)に基づいた呼吸改善と合わせることで、体幹の柔軟性と呼吸機能の両方を守ります。
介護がしやすい体を維持する
関節の柔軟性が保たれていることは、ご家族の介護負担を大きく軽減します。肩が柔らかければ着替えが楽になり、股関節が動けばおむつ交換がしやすくなり、頸部が柔らかければ食事介助がスムーズになります。
当院の定期的な訪問施術で関節の柔軟性を維持することは、ご本人の快適さだけでなく、ご家族の身体的・精神的負担の軽減にもつながります。
こわばりの進行に立ち向かう
当院では、姿勢改善・転倒防止・歩行によるQOL向上の3本柱を基本に、PSPの方の筋固縮と関節拘縮の進行を少しでも遅らせる施術を提供しています。体が固まっていくことに抗い、少しでも楽に動ける状態を維持する——そのために全力で取り組みます。まずはお気軽にご相談ください。




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