圧迫骨折後、体が前に折れ曲がったままになっていませんか?
脊椎圧迫骨折は、高齢者に非常に多い骨折の一つです。骨折部分を中心に背骨が折れ曲がり、いわゆる「腰が曲がった」状態になってしまいます。骨がくっついた後も、不完全な治癒による痛みが残ったり、姿勢の崩れが固定化してしまうケースが少なくありません。
こうした状態を放置すると、前傾姿勢のまま歩行器に頼る生活が続き、膝や太ももの前側に過剰な負担がかかります。その結果、歩幅が狭くなり、活動範囲が狭まり、さらなる体力低下を招く悪循環に陥ります。
再圧迫骨折を防ぐ「立ち座り」の指導
圧迫骨折を経験された方にとって、最も注意すべきことの一つが再骨折の予防です。特に危険なのが、膝重心で立ち座りをしてしまうパターンです。
膝に体重を乗せた立ち座りでは、尻もちをつくリスクが高まります。尻もちは脊椎に強い衝撃を与え、再圧迫骨折の直接的な原因となります。当院では、股関節から体を倒し、太ももの裏側とお尻に重心を乗せて立つ方法を丁寧に指導しています。この動作パターンを身につけることが、再骨折予防の要となります。
骨折周りの固まりをソフトにほぐす
圧迫骨折後は、骨折部の周囲の筋肉や組織が防御反応として硬くこわばります。この固まりが背骨の動きを制限し、姿勢改善を妨げる大きな要因になっています。
当院の施術では、骨折部周辺の組織をソフトに、痛みが出ない範囲で丁寧にほぐしていきます。力任せのアプローチではなく、組織の状態を手で感じ取りながら、背骨が少しでも起き上がれる環境を整えていきます。
歩行を改善する3つのステップ
圧迫骨折後の方が安全に歩けるようになるためには、段階的なアプローチが必要です。当院では以下の3つのステップで歩行改善を図ります。
まず、痛みが出ない環境を構築します。痛みがある状態では体が防御姿勢を取り続けるため、いくらリハビリを頑張っても効果が出にくいのです。次に、外旋筋・内転筋・殿筋・ハムストリングスを活性化させ、大股で歩ける筋力を取り戻します。そして、足裏と足首のセンサー機能を維持し、バランスよく安定した歩行を実現します。
姿勢改善で歩幅が変わる
歩行器に頼る生活が続くと、体は前傾姿勢に固定されていきます。前傾すると殿筋(お尻の筋肉)が使えなくなり、太ももの前側と膝に頼った歩き方になります。この歩き方では歩幅が狭くなり、小刻みな歩行しかできません。
当院では、股関節に重心を乗せる正しい立ち方を指導し、殿筋やハムストリングスが機能する姿勢を取り戻します。姿勢が改善されると、自然と歩幅が広がり、安定した歩行が可能になります。これは当院の基本理念である「股関節重心」の考え方に基づいたアプローチです。
足裏のセンサー機能を活かした転倒予防
高齢者の転倒を防ぐ上で、足裏の固有受容感覚(センサー機能)は極めて重要です。足裏で地面の状態を感じ取り、体のバランスを無意識に調整する——この機能が低下すると、ちょっとした段差や滑りやすい床面で転倒するリスクが高まります。
当院では、足裏や足首への適切な刺激を通じてセンサー機能の維持・回復を図り、転倒リスクを軽減します。姿勢改善・転倒防止・歩行改善の3つを同時に実現することで、圧迫骨折後も安心して暮らせる体づくりをお手伝いいたします。まずはお気軽にご相談ください。




お電話ありがとうございます、
訪問リハビリマッサージ相談所でございます。