脊椎圧迫骨折後の痛みと姿勢崩れ|根本から改善する訪問施術のアプローチ

骨はくっついたのに痛みが続く理由

脊椎圧迫骨折の治療後、「骨はくっついた」と言われたのに痛みが取れない——そんな悩みを抱えている方は少なくありません。これは、骨折部の不完全な治癒や、骨折をきっかけに崩れた姿勢が固定化されてしまうことが原因です。

骨折部分を中心に背骨が前に折れ曲がると、その周囲の筋肉や靭帯に常に不自然な負荷がかかり続けます。この状態が慢性的な痛みを引き起こし、さらに姿勢を悪化させるという悪循環が生まれます。

痛みの原因を取り除く環境づくり

圧迫骨折後の施術で最も重要なのは、まず痛みが出ない環境を構築することです。痛みがある限り、体は防御反応としてさらに筋肉を硬くし、姿勢を固定しようとします。この状態でいくら運動をさせても、効果は限定的です。

当院では、骨折周囲の固まった組織をソフトにほぐし、背骨が少しでも起き上がれる環境を整えることから始めます。痛みのない範囲で丁寧に施術を行い、体が「動いても大丈夫だ」と感じられる状態を作っていきます。

背骨のアライメントを整える手技

圧迫骨折後に崩れた背骨のアライメント(配列)を改善するためには、表面的な筋肉だけでなく、深層にある回旋筋などのこわばりを取り除く必要があります。

当院では、ジョイント・バイ・ジョイント・コンセプトに基づき、背骨の各椎体がどのように動いているか(あるいは動いていないか)を一つずつ評価し、問題のある部分にピンポイントでアプローチします。表層ではなく深層の組織にまで働きかけることで、より根本的な姿勢改善が可能になります。

殿筋とハムストリングスを機能させる

前傾姿勢が続くと、お尻の筋肉(殿筋)やもも裏の筋肉(ハムストリングス)が使えなくなります。これらの筋肉は、体を後ろから支え、正しい姿勢を保つために不可欠な存在です。

当院のアプローチでは、外旋筋・内転筋・殿筋・ハムストリングスを段階的に活性化させていきます。これらの筋肉が機能するようになると、前傾に頼らなくても体を支えられるようになり、歩幅も自然と広がっていきます。

腹圧と呼吸で体幹を安定させる

圧迫骨折後の姿勢改善において、体幹の安定性は欠かせません。体幹を安定させる基盤となるのが、正しい呼吸と腹圧です。

当院では、Zone of Apposition(ZOA)の考え方に基づき、横隔膜が正しく機能できるポジションを整えることを重視しています。呼吸が改善されると自然に腹圧が入り、背骨を内側から支える力が生まれます。筋力トレーニングだけでは得られない、内側からの安定性を構築することが、長期的な姿勢改善の鍵です。

痛みと姿勢崩れの悪循環を断ち切る

脊椎圧迫骨折後の問題は、痛み→姿勢崩れ→さらなる痛み→さらなる姿勢崩れという悪循環にあります。この連鎖を断ち切るには、痛みのケア・姿勢改善・筋力回復を同時に進めていく必要があります。

当院は、姿勢改善・転倒防止・歩行によるQOL向上の3本柱で、圧迫骨折後の方が安心して暮らせる体づくりをサポートしています。単なるマッサージではなく、根本原因に向き合った施術をお求めの方は、ぜひ一度ご相談ください。