脳梗塞の後遺症一覧|片麻痺・言語障害・高次脳機能障害をわかりやすく解説

脳梗塞を発症すると、脳の損傷部位に応じてさまざまな後遺症が残ることがあります。代表的なものは片麻痺(半身の運動障害)、言語障害(失語症・構音障害)、高次脳機能障害(注意障害・記憶障害)の3つです。この記事では、20年以上にわたり脳梗塞後遺症の患者様を訪問施術してきた経験をもとに、後遺症の種類・特徴・リハビリのポイントをわかりやすく解説します。

脳梗塞の後遺症とは?

脳梗塞は脳の血管が詰まり、その先の脳細胞が壊死する病気です。壊死した脳細胞は再生しないため、その部位が担っていた機能に障害が残ります。これが「後遺症」です。

厚生労働省の調査によると、脳血管疾患の患者数は約174万人(令和2年患者調査)で、その多くが何らかの後遺症を抱えながら生活しています。後遺症の種類と程度は脳の損傷部位と範囲によって大きく異なります。

脳梗塞の主な後遺症一覧

1. 片麻痺(運動障害)

脳梗塞の後遺症で最も多いのが片麻痺です。脳の左半球が損傷すると右半身に、右半球が損傷すると左半身に麻痺が出ます。

主な症状:

  • 手足の筋力低下・動かしにくさ
  • 痙縮(けいしゅく):筋肉が異常に緊張して硬くなる
  • 関節拘縮:関節の動く範囲が狭くなる
  • 歩行障害:ふらつき、引きずり歩行

当センターでのアプローチ: 「緩める→動かす→鍛える」の3段階メソッドで施術を行います。まず痙縮で硬くなった筋肉をマッサージで緩め、次に関節可動域訓練で関節を動かし、最後にファンクショナルトレーニングで実用的な動きを鍛えます。

2. 言語障害

脳の言語中枢(多くの場合、左半球)が損傷すると言語障害が起こります。大きく分けて「失語症」と「構音障害」の2種類があります。

失語症: 言葉を理解する・話す・読む・書くといった言語機能そのものに障害が出ます。「言いたいことが出てこない(運動性失語)」「相手の言葉が理解できない(感覚性失語)」などのタイプがあります。

構音障害: 言語の理解は正常ですが、口や舌の筋肉の麻痺により発音がうまくできない状態です。「ろれつが回らない」という症状が代表的です。

3. 高次脳機能障害

外見からはわかりにくい「見えない障害」と呼ばれます。

  • 注意障害: 集中力が続かない、同時に2つのことができない
  • 記憶障害: 新しいことが覚えられない、同じことを何度も聞く
  • 遂行機能障害: 計画を立てて実行することが難しい
  • 半側空間無視: 片側の空間に注意が向かない(食事の片側だけ残す等)
  • 病識の低下: 自分の障害を認識できない

4. 感覚障害

触覚、痛覚、温度覚などの感覚が鈍くなります。「触られている感覚がない」「お湯の温度がわからない」といった症状が出ます。やけどや怪我に気づきにくくなるため、ご家族の見守りが重要です。

5. 嚥下障害

飲み込む機能に障害が出て、食事中にむせやすくなります。誤嚥性肺炎のリスクが高まるため、食事形態の工夫や嚥下体操が大切です。

6. 排尿障害

頻尿・尿失禁・排尿困難などの症状が出ることがあります。脳の排尿中枢が損傷されることが原因です。

7. 精神・心理面の変化

脳梗塞後はうつ症状、感情失禁(些細なことで泣く・怒る)、意欲の低下などが起こることがあります。リハビリへのモチベーション維持にも影響するため、心理面のケアも重要です。

後遺症の改善に訪問リハビリマッサージができること

訪問リハビリマッサージは、主に運動障害(片麻痺)に対するアプローチが得意です。具体的には以下のような効果が期待できます。

  • 痙縮・筋緊張の緩和(マッサージ・ストレッチ)
  • 関節拘縮の予防と改善(関節可動域訓練)
  • むくみ(浮腫)の軽減(リンパドレナージ)
  • 疼痛の緩和(鍼灸施術)
  • 廃用症候群の予防(ベッド上での運動療法)

当センターでは、脳梗塞後遺症の患者様に対して週2〜3回の訪問施術を行い、ご自宅での生活の質の向上をサポートしています。医療保険適用で1回あたり350〜500円(1割負担)でご利用いただけます。

改善事例

80代女性・右片麻痺(東大阪市)

脳梗塞発症後、右片麻痺により歩行困難となり退院。退院後2ヶ月で右足首の拘縮が進行していました。週3回の訪問施術(筋緊張緩和マッサージ+関節可動域訓練+立位バランス訓練)を実施。2ヶ月で右足首の可動域が改善し装具を使って室内歩行が可能に。4ヶ月後には杖を使って自宅前の散歩ができるまで回復しました。※効果には個人差があります。

よくあるご質問

Q. 脳梗塞の後遺症はどのくらいで回復しますか?
発症後6ヶ月以内が最も回復しやすい時期(回復期)とされていますが、それ以降も訪問リハビリマッサージを継続することで改善が見込めるケースは多くあります。当センターでは発症から数年経過した方でも改善が見られた事例があります。

Q. 訪問リハビリマッサージは後遺症のどの段階から受けられますか?
退院直後から利用可能です。主治医の同意書があれば、医療保険適用で開始できます。手続きの代行も行っております。

Q. 高次脳機能障害にも訪問マッサージは効果がありますか?
直接的なアプローチは難しいですが、定期的な訪問による会話やコミュニケーション、体を動かすことによる脳への刺激が間接的な効果をもたらす場合があります。

まとめ

脳梗塞の後遺症は片麻痺・言語障害・高次脳機能障害など多岐にわたりますが、適切なリハビリを継続することで改善の可能性があります。特に片麻痺による痙縮や拘縮は、訪問リハビリマッサージによるアプローチが有効です。退院後のリハビリにお悩みの方は、まずは無料体験施術をお試しください。

フリーダイヤル:0120-92-4976(9:00〜20:00 日祝休み)

この記事の監修者:鈴木密正 鍼灸あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師。20年以上の臨床経験を持ち、アメリカでファンクショナルトレーニングを学んだ経歴を持つ。大阪訪問リハビリマッサージセンター代表。

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